東京の実家へ行く時は、子どもを連れだすのが
一苦労です。お正月くらいは連れて行きたいのですが、
なかなか説得するのが難しく、いつも揉めます。
祖父母と会えるのは、年齢的にもあと何回か、
というところなのに。


うちから高速~首都高経由で東京に入るのですが、
その高速を走行中に地震に遭遇したらどうしよう・・
ということに対する不安が強いらしいのです。
下の道も、地震がきたら火災に巻き込まれると。


東日本大震災の後からなので、テレビで
首都直下型地震の予想被害のことをやっていたのが、
強烈な印象となってしまったのかも。
トラウマ?
いざ出発したら、平気だし、皆に会うのも楽しみ
だと言うのに不思議です。


去年が一番ひどくて(不登校中だったこともあり)
行くのも嫌だし、残るのも嫌と、
朝からずっとごねてました。酷い便秘みたい。
もう私の方が精神的に参ってしまって、
実家に着いたらホッとしたのか皆の前で泣くという
醜態をさらしてしまいました。


私が楽しみにしていることをことごとく、
邪魔されるように感じる、そんな日々だったからです。
今年の帰省は不登校は解消しているので、まだ
マシでしたが、やっぱり一週間前からブルーになって、
胃腸にきてしまっているようでした。
そして年末年始が憂鬱だと、言い始めました。


私:「えー?大晦日の紅白歌合戦とか、お正月お年玉とか
   楽しみじゃないの!?」
子:「そんなの楽しみな人いるの?」
私:「日常とちょっと違うことする非日常だから
   私は楽しいよ。」
子:「日常ですら、ギリギリで精一杯なのだから、
   非日常を楽しむ余裕は私にはない。」


これを聞いて、なんだか分かった気がしました。
私はいつも自分の「物差し」を、子どもに当てて、
なんか普通と違う、なんでこうなるの!?
と感覚の違いにイライラしてたけど、一人一人
持ってる物差しは違う。子どものも独自の
形をしていて、あまりにも私とは違う。


時々そのことを思い出して気を付けるけど、
いつの間にかやってしまう。エンドレスループ。
今年の目標もう一つ、気持ちを新たに・・・
「子どもに自分の物差しをあてない」です。