ポツンとカサンドラ

パニック障害 カサンドラ症候群 子どもの不登校からの回復記   

カサンドラ状態によって引き起こされる、様々な身体と心の病気の情報を掲載。
パニック障害や、子どもの不登校問題に取り組んだ記録です。
読んで下さる方と、一緒に乗り越えてゆくためのブログです。

2020年05月

いつも読んでいる新聞に、「がん患者のこころ」
という連載が載っていて、なるほどな~と思いました。
カサンドラ症候群の心理状態に似ているからです。


記事内容をほぼそのままご紹介しますね。


『根治は難しい、と主治医から告げられた時、現実だと
思えず(中略)昨日のことはやはり現実だったんだと悟った
時、激しい絶望感が襲い、猛烈な怒りがこみ上げて
きました。

27歳の自分は健康な毎日が送れて当然だ。
20代で死ぬなんて理不尽だ。何で私がこんな目に
遭わなければいけないんだ。どんなに怒っても、現実は
変えられません。

怒るのにも疲れてきた頃、今度は
猛烈に悲しくなってきました。悲しみは大切なものを
失った時に生じる感情で、心を癒す働きがあります。
(中略)

こうした幾つかの段階をたどることを心理学で、
「喪の仕事」と言います。こうした骨の折れる作業を経て、
人はがんになる前に思い描いていた人生と徐々に別れを
告げ、新たな現実に向けて歩み始めると考えられています。

ですから、つらい出来事に出合った時、負の感情を
押し込める必要はありません。』




私はこれを読んで、ブログや日記で怒りを吐き出せて
良かった~と思いました。私にとっては必要な作業
だったんだな~って。口汚く罵って、自分が嫌になったり、
自分が汚れてしまったような気がしていたけど、



怒って、泣いて、悲しんで、
ようやく変わらない現実を受け入れることが出来たの
だと思います。結婚してから20年かかってしまったけど・・・。
新たな現実に向けて歩み始めています。



久しぶりの投稿です。


ブログタイトルを変えたことをきっかけに大分
お休みしました。正直、夫の悪口や子どもの愚痴など
マイナスなことを言うのに疲れていました。
書けば書くほど、心の中で怒りや不安が増幅していくようで。
自分を正当化して、「あなたたちのせいで、精神病になった」
と激しい怒りをぶつけたこともありました。



ブログを休止している間、自分の中で何かが変わったんだと思います。
今はASD(未診断)の夫や子どもを受け入れようとしています。
3月に拒絶反応がひどくなり、このままでは辛過ぎて、
脳が勝手に救助策を出してくれたのかもしれません。
受け入れた方が楽だぞって。



自分が期待する夫、子どもじゃなくても。
いつも自分勝手で、私と会話してくれない夫でも。
もう許す。衣食住不自由なく暮らさせて頂いていることに
感謝して。きっとコロナ騒ぎの効用かもしれない。
嫌いでも、思い通りに行かなくても腐れ縁でつながる
家族なんだと思いました。



私は私で自分の世界を守る。自分が正常だと思っている世界を。
だから、現実の世界で夫や子ども愚痴を言うのは辞める。
どうせ、経験したことのない人には理解できないから。
それは、夫や子どもに対しても同じ。私が求めていることを
理解してもらうのは無理だし、私も彼らのこと理解するのは
無理だと悟ったから。



人は皆それぞれ、孤高の人を目指すべきなんだと思います。
人に自分を理解してもらおうと甘えず、
時々お互いにさらっとすれ違いざまに、触れ合う程度に。
だから「ポツンとカサンドラ」という新しいタイトルを
付けました。


これだけ頭に入れておけば、これからもっと
生きやすくなる気がしています。



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