ポツンとカサンドラ

パニック障害 カサンドラ症候群 子どもの不登校からの回復記   

カサンドラ状態によって引き起こされる、様々な身体と心の病気の情報を掲載。
パニック障害や、子どもの不登校問題に取り組んだ記録です。
読んで下さる方と、一緒に乗り越えてゆくためのブログです。

2020年02月

カサンドラになって20年近くになります。
たぶん若い30代、40代の方は、毎日離婚すべきか
もう少し頑張ろうか、悩んで神経をすり減らして
いるのだと思います。私もそうだったから。
この20年、頭から離れたことはなかったです。


30代、40代の頃はもっと普通に愛情を求めていました。
もっと話がしたかった。何でも相談したり、話し合える
理想の夫婦を求めていました。子どもがいれば実際色々
相談しなければならない出来事も多い年代です。
「子はかすがい」と言うけれど、本当は子どもの
ことで喧嘩する夫婦は多いのです。私は話し合いにすら
ならないのが、本当に辛かった。
子どもが不登校になった時も、病気になった時も
私は夫に甘えを許されなった。


でも、50代はそういうライフステージが徐々に変化してきます。
子どもは成長し(うちの場合はまだまだですが)、色々な欲も薄れるし、
頼みごとを聞いてくれない、助けてくれない夫のお陰で、
私はだいぶ強くなったので、何かを求めることも大分少なく
なりました。


そして、50代に入ると健康上の理由で、
生活費を一人でずっと稼ぐのは無理
だな、と思ってしまったのも大きいです。
そういう諦め、打算もあって今まで離婚か、がんばるか
と常に大きく揺れていた心が少し落ち着き、
無駄なエネルギーを費やさなくなりました。
そうなんです。離婚するかしないかが、私のエネルギーを
最も奪っていた悩みだと思います。



離婚したらしたで、経済的なストレスにさらされるのは
目に見えていました。ストレスの形が、夫からお金に変わるだけだと
私は考えました。子どもの同級生の話しを聞くと、
やっぱりシングル親の、子どもへのしわ寄せの話を良く耳にします。
仕事ばかりで話を聞いてもらえない。食事もあまり用意
してもらえないと。(全員ではありませんが)


すみません、自分が離婚を選択しなかったもので、
偏った見方は重々承知ですが、自分なりのものさしで
いうところのカサンドラで離婚すべきだとはっきり言える
のは、


現在お子さんがいない
夫から暴力を受けている
夫が働かない


だけです。他は何とかなります。50にもなれば。
相手に求め過ぎず、干渉しないでいられれば、共存の道もあります。
そう願いたいです。だから、どうか無駄なエネルギーを
使わず、前向きに好きなことをたくさん見つけて、
年取ったら、夫はおいて女同士で旅行に行ったりして・・・
そんな明るい未来を私は願っています。













昨夜すごく眠くて、自然な眠気来た!と喜んで
寝たのに、電気を消した瞬間、今ここでパニックが
起きたらどうしよう・・・眠れなかったらどうしよう
・・・の不安が発動してドキドキして、覚醒してしまい
全然寝付けませんでした。


こうなると、もういくら頑張って眠れないのは分かっているので、
いつものように電気を点けて、ノートに日記を書きます。
せっかく不眠症も良くなって来ていたのに、
悔しくて悔しく、自分に対する怒りをノートに
吐き出していました。
生き物として一番大事な睡眠を、思うようにコントロール
できないことが、いかに自分の自信を失わせているか。
あまりにも自分が情けなくて、どうにか気持ちを
書いて落ち着こうと思いました。



原因は分かりません。ここのところ少し睡眠が浅い
日が多かったから、無意識レベルで緊張して、
眠りに対して、意識し過ぎていたかも。
ストレスレベルは年が明けてからそほど高くないし。


そうなんです。今年に入ってから、まだ大きな気分の
くずれや、アンガー・アタックを起こしていません。
節分も、子どもと豆まきをして(室内で)恵方巻を食べ、
ちょっと平和をかみしめていたのに。
恵方巻をしゃべらずに食べるというのは、なんてこと
ないです。どうせいつも夫はだんまりだし。


アスペ夫は年始の親族での集まりの時に、
私の姉から、「え~!その発言は厳しい~!」と
私の作って持ってきた料理に対する、いつもの
辛口発言を指摘されたせいか、
それからなんだか暴言に気を付けている気がする。
第三者からの言葉は効くのか?
それともブログがバレていて、書かれるのを気を付けているのか?
まあどっちにしろ、いいわ。おかげで平和な
日が多い。こんな日が続けば、日ごろ働いてくれて
いることの感謝の気持ちも沸いてくる。


ちょっと長いので、夫に対して30代~40代の時とは
違う境地に達したことをまた書きます。
(節分のこの夜限りのことかもしれないけど)




一番大変だった頃、母がこんな本を読んでいて
借りて読んでみました。私のために買ったのか、
単なる興味なのかは聞いてみたことがありませんが
とても参考になりました。
自分がどういう状態にいるのか、良く分かったし、
うつに一番効くのは、同じ体験をされた方の
言葉や、発想です。


私は心療内科では、「適応障害」と言われ、
抗うつ剤の処方はありませんでしたが、
夜は全く寝付けない、睡眠導入剤を飲んでも中途覚醒
して毎日朝が来ると、絶望的な気持ちになってました。


この本にも書いてあるのと同じ、思考能力の低下で、
料理を作るのに異常に時間がかかったり、
メールを打つのに、考えがまとまらずパニックに
なったり。
脳の機能も落ちてて、歩行もいびつで不安定でした。
何でも悪い方に考えて、周囲の人への不信感を
募らせたり、怒りっぽくてしょうがなかったです。


この本を読んで、「え~!?私うつじゃん!?」
あまりの毎日のだるさと、気分の落ち込みに、
「なんで、先生私に抗うつ剤処方してくれないの?」
と恨みに思ったものですが、本の主人公みたいに
自殺願望はなかったし、診察の時にはしっかり化粧とか
して行けてたし、週一の運動も続けられてた。


ええかっこしい性格のため、診察の時はシャキンと
していたのです。(将来、判定の時だけがんばって、
要介護認定の付かないおばあちゃんになること
間違いありません。)


うつにも入院が必要なレベルから、軽いのまであるんだろうな。
私自身もあまり薬に頼りたくないという
思いを伝えてあったし、こうやって2年かかったけど、
回復しているんだから今になったらまあいいか。


何とか食事作りを続けられたのも、子どもが
不登校で家にいたから。
布団から何とか這い出して、子どもを起こそうと
していたから。
私がずっと寝ていたら、子どももずっと寝ている
ことになってしまうから。
「おお~い、起きろ!寝るなよー」と冬山に遭難した登山者
同士のようです(笑)
まあ、皮肉にも子どもの学校への不適応が
私の鬱の原因の一つですが。



パニック障害も不眠症もうつも、ワンセットの
ような気がします。原因の出どころは一つなの
かも、と思いました。
私の場合鼻にずっと違和感がありました。
そんな症状を救ってくれた本をまた今度紹介
させてください。


※カサンドラ症候群をこじらせると、全ての方がうつに
なるわけではありません。
色々重なってしまったからです。









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